
和紙にくまざさの繊維を漉き込んだ<ささ和紙>には、自然の力が生きています。
これまでの繊維にないさまざまな優れた機能は、すべて自然の恵みから生まれたものです。
ささ和紙には、和紙ならではの優れた吸水力があります。
例えば日本の住まいに見られる和紙の障子は、湿度が高い雨の日でも湿気を吸収するので、室内では快適にすごせます。
また和紙に描く水墨画では、和紙が水墨をよく吸収することにより微妙なにじみが生まれ、味わい深い世界が表現できます。
このようにささ和紙は、吸水性にたいへん優れ、さらにその水分を内側に閉じ込める強い性質を持っています。水分の後戻り性(吐き出す力)が極端に低いので、水にぬれてもべとつき感が少なく、さらっとした表面感を保ちます。
| 和紙 | 綿素材 |
|---|---|
| 吸水性に優れている+水分を閉じ込める作用が強い (水分の後戻り性が低い) ↓ 水にぬれてもべとつき感が少なく、さらっとしている |
吸水性はある+水分を吐き出してしまう (水分の後戻り性がある) ↓ 水分を含むとべとつく |
ささ和紙の抗菌・防臭作用は天然生まれ。
ささ和紙には、和紙の原料と一緒にくまざさを漉き込んでいます。
くまざさには、天然の強力な抗菌・防臭作用があるため、昔から暮らしにさまざまな形で用いられてきました。
ささ和紙は、その力を活かすために工夫され生み出されたもの。しかも、紙づくりの段階でくまざさを漉き込んでいるため、使い込んで洗っても効果が持続して、いつも清潔なことが特徴です。
綿や麻素材は、細く短い繊維を束ねて糸にし、布に織り上げています。
そのため布の表面には細かい毛羽がたくさん出ていて、それが肌を刺激する原因となります。
それに対してささ和紙布は、和紙そのものを細長くカットして、こより状に撚りをかけて糸にし、布に織り上げているので、構造上ほとんど毛羽がありません。
肌に余計な刺激を与えることがないので、肌の弱い方やアトピーの方にもおすすめできます。
またささ和紙には、太陽光に含まれる紫外線を大幅にカットする作用があります。
自然界で、UV加工を施すことなく80〜90%以上もの紫外線をカットする素材は、和紙をおいて他にありません。
紙が洗えるってどうして? きっと不思議に思われるでしょう。
ポケットに日本のお札が入ったまま、洗濯してしまった経験はありませんか?
こんなとき、外国の紙幣だとおそらくボロボロになってしまったでしょう。
ところが、和紙でできた日本の紙幣はゴワゴワになっても、そのままの形で残っています。
ささ和紙に用いた和紙は、さらに耐水性を高めるように工夫されています。
その和紙を糸に撚り、布に織り上げることでさらに強度を高めているので、ご家庭で普通に繰り返し洗濯できます。
*ただし、漂白剤には弱いので漂白はしないでください。組織も、せっかくのナチュラルな色味も損なわれてしまいます。
また、洗剤も漂白剤の入っていない中性洗剤を使用してください。